我が家の餃子は、キャベツいっぱい、ニラ、豚ひき肉だけのシンプルな焼き餃子。
母が新婚当初、悩んでいきついた配合だ。
5人家族、餃子の皮は5袋。
中華スープとサラダはあるものの白米は食べず、ひたすら餃子を堪能する。
私と妹はテレビをみながら餃子を包み、母は焼き担当。
母は、包みおえた餃子を手際よく焼き、「できたわよー」のかけ声とともにポンっと
食卓に餃子の皿を置く。
心のゴングが「カーン」と鳴り響き、家族5人で餃子争奪戦のスタートだ!
私たちはハフハフと熱々の餃子を競うように無心に頬張り、餃子がなくなると、また包む。
流れ作業のような家族の餃子タイム。
野菜たっぷり、皮はパリッ。最高だ!
口の火傷という代償も伴い、いくらでも食べられてしまう餃子は
“危険なパワーフード”である。