親しい友人に「お嬢さまなのに野心家」と言われていた30代の私。
比較的恵まれて育ち、おっとりした気質なのだが、意外と貪欲になりたい自分の
未来に向けて行動する私に対して形容された言葉である。
先日ふと気になり、林真理子さんの「野心のすすめ」を読んでみた。
野心家と言われていた自分を思い出したのだろうか。
「野心」とは、広辞苑で以下のように記載されている。
① 人に馴れ服さないで、ともすれば害しようとする心。
② 身分不相応の大きな望み、野望。
③ 大きな飛躍を望んで、新しいことに大胆に取り組もうとする気持ち
この③の野心、”Boys be ambitious” (少年よ、大志を抱け!)である。
わたしは、野心上等!だと思っている。
商社での貿易事務を経て、簿記も全く知らないところからはじめた
米国公認会計士の勉強。やっと合格し30歳で外資ファイナンスのキャリアをスタート。
7年弱の間に3度の転職をし、大手外資の財務部長職に就いた。
新しい仕事やプロジェクトなどを任されていくうちに
▪️ もっとこんな世界がみてみたい、こんな仕事や経験を積んでいきたい
▪️ 自分ならではの関わり、マネジメントをしていきたい
▪️ 自分が指示される側より、自分の裁量で意思決定をしていきたい
根拠もないが、なりたい自分、手に入れたい世界に「私、できるんじゃない?」と
勝手に自分に期待して、小さな第一歩を進めていった30代。
もっと自分自身に欲張ってみる、期待してみていいんじゃないかな。
いつでもスタートできるし、うまくいかなければ、何度でもやってみればいい。
本でも書かれていた「健全な野心を持つことが、人生をより良いものにする」
野心が車の「前輪」だとすると、努力は「後輪」
野心と努力、両方のバランスがうまく取れて進んでいるときこそ
健全な野心といえるのです。
野心と努力のバランスが良くなってくると、「運」も味方についてくる、とも。
やってみたいこと、手にしたい世界、単なる願望や憧れにせず、大きくなくてもいい。
まずは小さな一歩を踏み出してみてはどうだろうか。
何もしないよりやらなかった後悔の方が大きい。
行動するから運もついてくるというもの。
あなたの心の奥にしまってある憧れ、ほんとうは、あきらめきれない何か、
こんな風に生きていきたい…
あなたの手にいれたいもの、世界はなんですか? そっと心に聞いてみてください。
ぜひ、野心上等、健全な野心を育んで、行動してみてくださいね。
Let’s be ambitious!!